22時。

2009年9月24日 お仕事
22時。
事務所には上司と自分の2人だけ。
自分の測定したデータにミスがあったことを上司に打ち上げした直後のこと。

「前にも言ってあげたと思うけど、akina君の会議の進行をみていると、ただただ会議の資料を読み上げているだけで、みんなに伝えようという意識が伝わらない。
ちょっと突っ込まれた話を振られると、どうしてもおどおどして収拾がつかなくなる。内容によってはもむところはもまなければならないが、時にはスパっと切ることも大事。
今のやり方だと対客先となった場合に、お客さんに納得していただけるはなしなんてできない。なんでもそうだが、『基準』と『方向』を見極めて、物事を進めていくように努力して欲しい。

もう一点。これは何度も言っているがakina君は、せかせかと物事を進めていくことが目立つ。もっと、落ち着いてゆっくり進めていくほうが結果的によい結果を生む。さっきも言ったが、基準』と『方向』を見極めるのに時間を費やすようにして欲しい。

こういってはなんだが、akina君は非常に恵まれている環境にある。
というのは、ん~・・・どちらかと言えば好かれやすいタイプなんだ、君は。だから、君が何もしなくても周りの人がいろんなことを教えてくれる。オレが言うのはなんだが、結局みんな君に期待してるってことだな。
だからズルい、ということを言ってるんじゃない。せっかく恵まれた状況、チャンスがあるのだからもっとそれを生かしてもらいたい。
akina君ももう入社4,5年目だろ?
現状維持じゃなく、もっと成長するように勤めて欲しい。」



気にしていた、会議の進め方の荒さを。
知っていた、ちょっとしたことであせってしまうのは昔からそうだったから。
気づいていた、同部署だけでなく他部署の人間も自分に教えよう、守ってあげようとしていたことを。

その上で告げられる、『君への期待』・・・



つらかった、重かった。
どれもこれも普段から位注意していたこと。でも、いつも守りきれないこと。

上司は「怒る」といった口調ではなく、「指導」とでもいうのか、とても言葉を選んで、ゆっくりした口調で告げていた。
だからよけいにつらかった。
上司に言葉を選ばさせている自分が。

気にしているのにいつも守りきれない。それどころか、気にしていることすら気づいてもらえていない。
そんな中で、『期待』をかけられても。ただ重いだけである。
言われたことを守る自信すら身につけていないのに。
どうして期待に応えようと思うことが出来ようか。

こういった話を、上司からしてもらえること。
これも、すごく恵まれたことなのだと思う。心からは思えないが、きっとそうなのだとは思う。
それでも・・・


23時。
帰りの車の中。
涙が止め処もなく流れてきた。
つらくて、重くて、くやしくて、情けなくて。


24時。
明日も仕事。
これからどうしたらよいのだろう、まだ光は見えてこない。

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