そこは小さな水族館。僕と君、魚たちが泳ぐ小さな水槽を眺める。
一般世間に知られている君はそこにはいなかった。僕にだけ見せてくれる君がそこにいた。優雅に泳ぐ魚を指差し、うれしそうに微笑みかけてくる。そんな君に僕も笑顔で返した。
ただ君は、恥ずかしいのかいつも僕の半歩前を歩いていた。少し早歩きで。そんな君に勇気を出し、僕は「ちょっと待って!」と君の小さな左手をつかんだ。
「こうしたかったんだろ?w」
つながれた僕たちの手。しかし、君はうつむきながら、
「そんなことなよ・・・」
と言った。
「ご、ごめん!」
とっさに僕は君の手を離そうとしたけれど、君はそれを許さなかった。
「あはは、嘘だよ。ほんとはね、すっごくしたかったw」
君はぺロっと小さな舌を出し、意地悪そうな笑顔を浮かべた。こいつめ!w、と言い返し、僕たちは並んで再び歩き出した。
手を繋いだ瞬間から、見えるものすべてが違って見えた。なにをしても楽しかった。ただ、一緒にいるだけで幸せだなと感じることができた。そう、まるで夢のような世界だった。夢のような・・・
目が覚めると、時計は14時少し回ったところを指していた。んまぁ、そんな気がしていたよと独り言。今日は日曜日。ゲームでもして1日を過ごすかな。
一般世間に知られている君はそこにはいなかった。僕にだけ見せてくれる君がそこにいた。優雅に泳ぐ魚を指差し、うれしそうに微笑みかけてくる。そんな君に僕も笑顔で返した。
ただ君は、恥ずかしいのかいつも僕の半歩前を歩いていた。少し早歩きで。そんな君に勇気を出し、僕は「ちょっと待って!」と君の小さな左手をつかんだ。
「こうしたかったんだろ?w」
つながれた僕たちの手。しかし、君はうつむきながら、
「そんなことなよ・・・」
と言った。
「ご、ごめん!」
とっさに僕は君の手を離そうとしたけれど、君はそれを許さなかった。
「あはは、嘘だよ。ほんとはね、すっごくしたかったw」
君はぺロっと小さな舌を出し、意地悪そうな笑顔を浮かべた。こいつめ!w、と言い返し、僕たちは並んで再び歩き出した。
手を繋いだ瞬間から、見えるものすべてが違って見えた。なにをしても楽しかった。ただ、一緒にいるだけで幸せだなと感じることができた。そう、まるで夢のような世界だった。夢のような・・・
目が覚めると、時計は14時少し回ったところを指していた。んまぁ、そんな気がしていたよと独り言。今日は日曜日。ゲームでもして1日を過ごすかな。
コメント